私たち響縁は、隔週日曜日に岐阜公園にてお客様のお出迎えを行っております。
私たちの活動の拠点となる岐阜公園についてご紹介いたします。
岐阜公園とは
岐阜公園は、岐阜市のシンボル岐阜城を望む金華山のふもとに位置します。
かつて美濃の斎藤道三、そして織田信長が居館を構えたとされた場所で、1984年に最初の発掘調査が行われました。
その後2011年2月には国史跡に指定されました。
JR・名鉄岐阜駅から路線バスでアクセスしやすく、休日は多くのお客様で賑わいます。
県外から観光バスでお越しいただく方も多く、公園内にはバス専用駐車場も完備されています。
岐阜城について
1201年(建仁元年)二階堂行政によって築城されたとされています。
その当時の城は山頂に土塁を盛った程度の、城というよりは砦という規模のものだったと言われていますが、京都に対して東の要所として機能していました。
その後戦国時代になり、美濃の蝮・斎藤道三が大規模な改修を行い、その頃から「難攻不落の山城」といったイメージが出来上がりました。もともと金華山は傾斜が急な独立峰で、麓には長良川が天然の外堀となることもあり、城を築くのに最適な場所でした。
ところが、難攻不落のイメージとは裏腹に意外に何度も落城しています。1564年(永禄7年)には斎藤龍興が竹中半兵衛ら家臣の反乱にあい落城。1567年(永禄10年)には織田信長の美濃侵攻により落城。また1600年(慶長5年)にも関ヶ原合戦時に織田秀信が西軍につき立てこもった際も、福島正則ら東軍に攻められて落城しています。
しかし何度落城してもこの城は価値は下がらず、信長は天下統一の拠点として一番長く居城とし、壮大な居館や石垣などを築きより頑強な城へと作り変えました。
その後徳川家康によって廃城とされますが、近代になり再建。 2006年には「日本の100名城」にも選出され、麓の長良川の鵜飼とともに岐阜観光の中心となっています。
金華山登山道について
岐阜公園から岐阜城に徒歩で登る場合、主に4つの登山道を利用することができます。
七曲登山道
初心者向けのなだらかなコースです。全長約1,900mで、およそ60分かけて歩くことができます。
小さなお子様連れでも楽しむことができ、登山デビューにはもってこいのコースです。
また、健康づくりのためにハイキングコースとして利用される方も多い、とても歩きやすい道です。
登山道入口は岐阜公園よりやや南のはずれにあり、案内看板に従って入ることができます。
百曲登山道
やや急勾配で、道幅の狭い個所もあるコースです。全長約1,100mで、およそ45分かけて歩くことができます。
曲道が多いのが特徴で、ところどころに険しい岩場があります。
七曲登山道より足元の悪いところがあるので、足腰が健康な方に向いているコースです。
小学校高学年~中学生くらいのお子様をお連れのご家族にもお楽しみいただけます。
瞑想の小径
金華山の東側を登るコースです。全長約2,300mで、およそ50分かけて歩くことができます。
特に眺めが素晴らしい登山道で、北面の尾根から長良川・岐阜市を一望できます。
全体的にやや緩やかなコースですが、頂上付近に険しい道が続きます。
馬背登山道
健脚向けの険しいコースです。全長約1,100mで、およそ40分かけて歩くことができます。
岐阜公園から岐阜城までほぼ真っ直ぐに登る道で、ほとんどが急勾配の岩場です。
手を使って登るような道もあるため、登山に適した靴や服で臨みましょう。